「こころを動かすマーケティング」を読んでみての感想と今年の志的な何か

January 4, 2010
twitterでつぶやききれないくらいつぶやいたので、もはや記事にメモしておこうと思う。
小生がtwitterでつぶやいた内容をそのまま引用するが、ご配慮の程よろしく。
どんなマイナーなビジネス書でも言ってることだけど、利益って奴が生まれる前には必ず泥臭い夢物語から入る。当たり前だけど、利益だけを重んじたビジネスなんてうまくいくわけが無い、
「●●をしたい、やりたい、広めたい。結果利益が出た」基本この流れだし、その流れに逆らえるのははせいぜい裏社会の人達だけだろう。
コカコーラの本を今読んで思ったけど、どんな馬鹿な学生レベルの人間だろうが、前提の「やりたいこと、なりたい自分」がしっかりしていれば、つまらない仕事からでもその自分像を描きながら仕事ができる、現状がダメだから将来もダメだと考えるような奴は屑だ。言い訳以外何もできない。
何故、多くの著名人や歴史上の人物が「志を高く持て」と説いているにも関わらず、いちいち低く見積もる奴が居るかも理解できない。彼らに反論できるだけの人生でも歩んできたならまだしも、その数十年で過去の偉人にはむかう度胸も俺は持ち合わせていない。
結果、自己実現への意欲と利益獲得という構図は常に「=」何だと思う。個人の向上心無しに、企業の向上などありえないのだ。
「企業」とは自分で歩いていくわけじゃない。「個人」の集まりであり、その「個人」の満足無しに、「企業」の満足などもありえない。
なんとも自分勝手なつぶやきでした。

面白みの無い毎日にうんざりしている時に

しかし、本当に面白い本です。もう一度読み返すつもりですが、一番面白かったのはこの著者の魚谷さんの新卒時代の話。 初めから高みに立っている人間なんてそう居るもんではありません。魚谷さんも初めは営業として、小売店の取引先を回っていて、海外留学への夢を思い続けながら、「こんな仕事をやっていても・・・」という思いがあったそうです。 この境遇には私も何度か味わったことがあります。そのたびに私は成果を上げるどころか挫折感だけを味わって、営業職は絶対にしないと心に誓ってしまったわけですが(苦笑 そのとき、もしも自分の夢見る高みが本物だったならば、もしくはそんな高みを持っていたならば、自分の境遇を逆恨みして無駄な日々を送ることもなかったでしょう。もしかしたら、もっと早くに自分の夢を実現できていたかもしれない。 私にとっても印象に残ったのは本書に書かれていた
「将来への高みは常に高く持ちなさい、そして、日々の足元のことをしっかりとやり遂げることこそが、その志に到達する最も近道なのだ。」
この言葉は、阪急電鉄創業者の小林一三氏の言葉らしいのですが、本書に紹介されていたのでご紹介。 今やっていることが必ずしも自分の目標と被らないかもしれません、しかし、日々自分の目標を忘れさえしなければ、日々の雑務でさえ、自分の目標へのプロセスに見えてくる。きっとそういうことなんだろうと勝手に解釈しています。

企業と利益と働く個人と・・・

それとは別に感じたこととして、ブランドって外だけじゃなく、内の部分が大切だということ。 「ブランドを強化」と言葉だけ選んで使えば、ユーザーやお客が見てくれる企業やサービス、商品への印象だけを思い描きがちだと思います。 しかし、ブランドを一番肌身で感じるのはきっとその会社で働く人たち。それを感じたのも本書に書かれている著者の若いセールスマンへの言葉でした。
「なぜこの仕事を選んだのか」と聞くと、彼は「コカコーラのロゴの入ったユニフォームを着て、仕事がしたかった」というのです。
社内ブランドと言う人も居ますが、これは大手だからというわけではもちろん無いと思います。自分が企業の一員であると同時に、その会社で働いて本当に良かったと思ってもらえる会社。めちゃめちゃ理想ですね。ただ、これを頭に入れている社長や上役はなかなか居ないと思います。 楽しんでほしいとか、幸福になってほしいと社員に向けて発言する人も少ないですし、それ以前に、自分達が会社を作っているという意識が社員に伝わっていない所が絶対に多い。
私の知り合いにももちろん居ましたが、自分の会社が好きかと聞いて、好きだと答える人のなんと少ないことでしょう。大手から小規模な企業へ行けば行くほどその返答は多い気がしています。 じゃぁ、何故好きじゃないのか。ここからは邪推が入りますが、企業の側が自社のブランドを外からの目線だけに集中していて、社内へのブランド価値を伝える手段を持っていない、もしくは意識さえしていない部分にあるのではないでしょうか。
本書に出た、ロゴなんかもまさにそう、docomoのロゴが変わった時なんか、外部からはものすごい非難の声があがりました、しかし、それでもロゴを変えなかったのは、自分達のコンセプトや理想をそのロゴに載せて、社内、関係者に発表した。ロゴを変えるということは、社内で統一された意識を変えることに直結したからだと思います。(もちろん社会的な体裁もあったでしょうが、やりかたによっては、ユーザーから新新ロゴの案を募集するとか、コミュニケーションを図る口実にも使えたでしょうし)。 以前、ロゴを作る仕事をしたときに、会社の先輩に言われたことがありましたが、「ロゴっていうのは、社外と社内なら社内からの声の方が大事なことが多い。一般顧客はそれを目印として認識するけど、社内の人間はそれを掲げるわけだから」と。 (まぁ、社内からの声の方が大事と言ってしまうのはどうかとちょっと思いますが)確かにそのとおりだと思いました。
 そのロゴを掲げるのは一般顧客じゃない、社内の人間なんだ。もちろん、外い示す自分達の顔としてのロゴの重要性は超大きいとは思いますが、それと同時に、社内への意識も向けろってことですね。 用はそういったことが、小さい会社はおろそかにしがち、企業が個人に向けて何を伝えるべきかを一度考えることが大切なんだとちょっと学びました。

じゃあ、個人はどういう志しで働くべきなのか・・・

ここからはもう、小生メモです。 小生はtwitterでもつぶやきましたが、一社員レベルの人間(小生含め)何をもって企業貢献と言えて、何を持って自己実現に向かえるか。それは自分個人のブランド力を向上させる努力をするかしないかで変わるものだと思っています。
日々会社に貢献することだけを考えられる人間は少ないでしょう。小生もそうです、会社への貢献を考える前に、やはり自分の生活だとか日常だとか趣味なんかに頭を傾けることは少なくありません。
じゃぁ、それに逆らって企業貢献だけを頭に入れたロボットになれるかといえば絶対なれないと断言できます。そのため、小生は自分自身の技術力や会話力、または自己顕示欲を満たす媒体を介した意思の発信を行って、自分自身のブランドを高めることに頭を向けるようにしています。 耳に入ってくる「WEBサイトを持ちたい」という友人知人の話になんかは喜んで飛びついて、自分の技術向上のために協力させていただきますし、「キャッチコピーを考えたい」という人が居れば一緒になって悩みます。「英語を学びたい」という友人が居れば喜んで一緒に勉強します。
そうやって、自分の一つ一つのスキルやレベルを上げて行き、いつしか自己実現に至るまでの自分自身のブランドを築き上げたいと考えています。
もちろん、それらは企業に対しての貢献にも直結しています。「あのサイトを作ったときにやったことがあるから、この案件でも安心できる」とか、「このプレゼンは前に知人に軽くしたことがあるから、今回も大丈夫だろう」とか。 可能な限り、自分のスキルを磨ける場に足を運ぶことが重要なのではないでしょうか。 現状に言い訳ばかりしていても何も始まりません。というか、うざいです。ネガティブヒーローはTVの中だけで十分。
大事なのは現状をどれだけ自分の理想に近づける努力をするかでしょう。そうやって、個人のブランドが向上して行き、周りへの伝染が始まり、いつしか大きくなって企業全体の活性化につながる。そんな理想を小生は持つようにしています。 企業の社内ブランドがいきなり大きく変わることなんかありえません。一個人個人の理想ややりがい、スキルが向上し、その人のブランドが社内で必要不可欠になる。そういった人々が集まり、企業全体のブランドに変わっていく。
小生理想を描けばそんな流れでしょうか。簡潔にまとめれば、
いつでも自分個人を向上させる努力と機会を大事にしていく。これが、小生なりに考えた社会貢献であり、会社貢献であり、自己満足でもあると、勝手に解釈しています。
小生は、将来的には製作現場から、全マーケティングに介入できる人間になることを目標にしていますが、そのためにはコミュニケーションと、広く浅い技術力の取得が必要不可欠と踏んでいます。それらをすべて踏まえた自身のブランドを大事に育てていければいいなぁーと思っていたりします。

なので、遅かれながら今年の抱負は「耳に目にした制作に全力投球」です。もう、みもふたも無い抱負ですね。毎年同様頑張るだけですが、よろしくお願いします。

もう、眠くて何かいてるかわからなくなってきましたので、打ち切ります。おやすみなさい。
こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる (単行本)
こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる (単行本)

120年変わらぬ商品が、今も売れ続ける理由とはマーケティングの優れた企業と言われ、一番に頭に描くのはコカ・コーラではないでしょうか。 日本でも同社出身のマーケターが業界を問わず膨大な企業で活躍しており、「マーケターの登竜門」といわれるのも頷けます。 著者は、その日本コカ・コーラで、ジョージアや爽健美茶や紅茶花伝などを成功させ、日本人として28年ぶりに社長についた伝説のマーケター。 「ミスター・コカ・コーラ」と呼ばれています。本書は、そんな著者の経験を元にしたマーケティング実践論です。 そこには、現場を重視し、たえず消費者のことを考えるマーケティングへの愚直な姿勢が読み取れます。


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カナダのバンクーバーに渡り、早3年目に突入。移民申請を行いながら、制作現場から悶々と広告についての考えを巡らせる日々。この多人種国家で、様々な人と出会い、色々なことを学ぶ小生の気ままなメモ的なブログです。
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