厳密に言えば職務じゃない、しかし、組織の活動に貢献するような自発的行動を示す従業員のことを「Good citizen(よき組織人)」と呼ばれることがある。
自分のすべきことを理解し、もう一歩先を自分視点ではなく、組織視点で見据えることのできる人間だ。これは半分は生まれ持っての能力であり、半分は環境による影響と北米では証明されている。
「生まれ持っての」といえば何か差別的な意識が見えなくも無いが、「人当たりがいい」、「接客が上手」、「かゆいところに手が届く」。全部、遺伝子的な部分で決められているという研究結果が出ているらしい。(小生自身は意識の違いでどうにでもなると思っているので、ここは反発させてもらったが。)
では、自発的行動者 - Good citizenの行動とは具体的にはどのような物だろうか。スティーブン P. ロビンズの「マネジメントの正体」では、
これらは全て、職場の環境に左右されるものだと考えられる。どれもこれも、超善人で無い限り。決められたことを決められた分量行うというサラリー精神満々の人間と環境では到底ありえないことだと思う。
「マネジメントの正体」では、次のようにも述べられていた。
よき組織人としての行動を活性化するために、マネージャーは従業員に何ができるだろう。答えは「人を公平に扱うこと」だろう。
もちろん、この公平という言葉には非常に大きな意味が込められていると思う。自身の意思を公平に共有する環境、会社の目的や目標を公平に目指すことのできる雰囲気。差別的な行為をしないとか、給料を見合った額支払うとか、そんな細かい問題ではないと思う。
全て、知らず知らずのうちに不公平を生み出している部分が必ずある。完全無意識かのうちに、自分の道を自分一人で進むべきものへと変換している人が多いと感じる部分でもある。
小生は、この本を読んでの部分もあるが、可能な限り他人と自分の得るべき対価や評価、プロジェクトに関しては公平な立場で本当の意味での「仲間」と分かち合って行きたいと、常々考えている。
世界で累計200万部を売り上げた、マネジメント教科書の著者、スティーブン・P・ロビンズによる実践的解説書。マネジャーが直面する、採用、動機づけ、業績評価、チーム作りなどのさまざまなケースが全部で63取り上げられ、「行動学の研究成果を、専門用語を使わずに教える」という著者のポリシーのもとに書き下ろされている。 内容はその言葉に違わず、非常にわかりやすく、かつユーモアに富んでいる。どこの職場にもありがちなケースを挙げながら、「なぜ部下がやる気を出さないのか」「どうしてこちらの思惑通りの行動をしてくれないのか」「優秀な人材を雇ったはずなのに、どうして成果をあげられないのか」といったことを論じていくのだが、その内容がじつにおもしろい。過去のリーダーシップ研究や行動学研究の成果から導き出された教訓なので、知っている人は知っているかもしれないが、その歯切れのいい口調から繰り出される意外な結論には目からうろこが落ちる。 人がらの良い候補者を探し出すのに四苦八苦している採用担当者に向け、「(採用にあたって)性格は無視しよう」と言ってみたり、「知能指数の高い従業員は概して生産性が高い」と、ともすればタブー視される論点をさらりと言ってのけたり、はたまた多くの企業が生産性を高めるために従業員の満足度を高めようとしているのを目の当たりにしながら、「生産性が高まるから満足するのであって、その逆ではない」とその努力をあっさり切り捨てる。こうした意味のない行動は、本書内のさまざまな事例に登場するが、実際に多くの企業でいまだに広く行われている。 日々の管理業務のなかで、「なぜ?」と疑問に思うことがあったら、迷わず本書をひも解いてみよう。現状を打開するための思わぬ視点が見つかること、請け合いである。(土井英司)
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カナダのバンクーバーに渡り、早3年目に突入。移民申請を行いながら、制作現場から悶々と広告についての考えを巡らせる日々。この多人種国家で、様々な人と出会い、色々なことを学ぶ小生の気ままなメモ的なブログです。
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